医は農に通じる
医は農に通じる。仏教用語?古い言い伝え?
家庭菜園を長くしていると、何となくそのようなものかなあ、と感じることがあります。
例えば、若芽は美しい、おいしい反面、病気や虫にやられる。成長し、大きくなりすぎた野菜は、ごつく、まずいが、病気や虫には強い。新しい種はよく芽吹くが、古い種は及ばない、播き時を間違うと、ちゃんとした作物はのぞめない。互いに助け合う植物、昆虫があれば、忌み嫌う作物、動物の関係もあり、また同じところに毎回植えるとうまくいかない。などなど、、
私の生業,歯医者さんでも、同じようだと思うことが多々あります。
若い乳歯はかわいいが、やられることも多い、壮年期には粘り強く、病気にかかりにくい。
若い人の手術は成功するが、老人の外科処置は不安である。
インプラントが流行っているが、時期、適齢を考えよう。
ある人には合う薬も、あわないひともいる。抗生物質も使いすぎると効かなくなる。
丁寧に苗床を整えれば、良い結果が出るが、急いで間に合わせようと焦れば失敗するかもしれない。
計画し、段取りを考え、相性を思い、時期をみて、落ち着いて、速やかに、始末する。
このように行うのが肝要であるのは何事も同じであるようだ。